揚羽の存在の大きさ
揚羽が亡くなった翌日に書いたものを下書きのまま保存してたのをアップします。
昨日は、午前中に長男と揚羽をペットの葬儀屋さんに連れて行き、お別れした。
立ち去り際はやっぱり連れて帰りたい衝動にかられながら。
帰って、長男の彼女も呼んでランチしたり、マツエクに行ったり、人といると気が紛れそうで。
でも帰って、揚羽のいた場所を見ると辛くて辛くて、一人で揚羽のものを片付けてたら悲しくて寂しくて、あっちもこっちも片付けてスッキリすると又悲しくて泣ける。
どこにも揚羽がいない、どこからも揚羽の声がしない家が嫌だ。
泣かないスイッチを無理やり入れて仕事モードに切り替えたのに、ベッドのシーツに揚羽に付けられた小さなシミに気が付いて、また泣いてしまう。
家中のあちこちに揚羽の痕跡があって、騙し討ちにあったように泣かされる。
胸が苦しいほど泣いて、涙が出ない私でも、目が腫れることを知った。
更紗も揚羽も失った、我が家の一つの時代が終わったようで、家族みんなが悲しみと寂しさと虚無感でいっぱい。
更紗のいなくなった穴を揚羽で埋められなかったように、揚羽のいなくなった穴を小町では埋められなくて。
超女王様気質で近寄りがたかった更紗と、どこかおとぼけで庶民的な親しみやすさで愛された揚羽。
二人とも世界中どこを探してもいないほど綺麗で可愛い美猫姉妹でした。
揚羽が亡くなった日、最後になるとは思わず、可愛い声で鳴く揚羽を胸に乗せて二人でお昼寝しました。
あの日は、明け方にも鳴いて、ダンナが添い寝してやったりもして。
それがせめてもの救いかな。
でもやっぱり後悔もいっぱい。
もうおトイレの失敗で部屋を汚されることも、クーラーをつけっぱなしにして出かけることも、帰宅時間を気にすることも、真夜中や明け方に大声で鳴いて起こされることも、いろんないろんな心配も困りごともなくなったのに、揚羽さん、、、もっと困ることいっぱい増えてもあなたと暮らしたいよ。
更紗を亡くして三年。
まだ更紗の晩年を思い出して泣く日があるのに、揚羽まで亡くして、この先私ゃ何年泣き続けるんやろうか。
スマホのホルダの中に揚羽の写真や動画がいっぱい。
マンマ〜って喋るようにご飯を催促したり、呼びかけると必ず返事をしてくれたり、夜中になると私の足元に陳情に来て、なにやら長々と愚痴をこぼすように鳴いていた揚羽。
写真が嫌いでスマホやカメラを向けると顔を背けてた揚羽。
今年の冬はいっぱい一緒に寝たね。
目が覚めると目の前に揚羽さん。
幸せな朝を何度もありがとう。
あぁー、、、20年は長すぎて、とめどなくとりとめなくだらだら書いてしまいそう。
私は本当に忘れんぼで、いろんな出来事やその時の気持ちを驚くほど忘れていく。
なので日記を書いてる。
そして読み返して驚いている。
こんなことあった?私、こんなん書いたっけ?って。
最近は詳しく記してなかったけど、やっぱりなるべく日々の出来事を記していこう。
ただの日常は、愛する者たちと過ごすかけがえのない幸せな日常やもんね。
もふもふしたものを抱っこしたくて、小町を抱き上げると、慰めてくれるように、顔をすりすりしてなめてくれる。
ゴロゴロ喉を鳴らしながら。
重くて毛がびっしりと生えた肉付きの良い若いカラダの小町が、あまりにも揚羽や更紗と対照的で切なくなったり、小町にはまだまだ死は訪れないだろうっていう安心感にすがりたいようや気持ちになる。
更紗さん、揚羽さん、何年も何年もメソメソしながら、お母さん小町をあんたたちの分まで可愛がってみるわな。
やきもち焼かんと、いつでも帰っておいでよ。
たとえ化けて出てきたって、お母さんあんたたちに会いたいよ。