心が痛い

さっき買い物に出たら、
雪が顔にあたってるのかと思ったら、
ただの風だったーくらい冷え込んでました。

ドアあけたときは雪がチラチラしてたもんで、
てっきり雪かと思った。

去年の寒さを思い出そうとして思い出せない。

まだあまり出歩けてなかったからかな?

おととしは、
ちょうど今頃入院して、
高熱と足の痛さに苦しめられてたなー。

暴走列車が脱線事故を起こした様に急に走れなくなった。

何かあるたびにふと思い出すのは、
今でも入院してたときのことばかり。

病室の風景、
空気感、
気持ち。

今日は特に。



今日は、
同じ病気で戦っていた息子さんの闘病ブログをお母さんが書かれているのを読ませてもらって、
また気持ちが落ち込んでる。




16歳。

頑張って頑張って頑張って、
我慢して我慢して耐えたのに、
願い叶わず亡くなられた。

あたしと同じ病院、
同じ主治医だったみたい。

あの同じBCRで、
同じ西8で闘った、
わずか16歳だった彼とお母さん。

代わってあげたかった。

胸が痛む。

今、
彼は痛みと苦しみから解放されて、
大好きなものを食べて、
大好きなサッカーをしてると思いたい。

お母さんに会いにいくのも忘れるほど夢中で楽しんでると。


スイート病も骨髄異形成症候群も、
元気になれるって希望を持ってもらえたらと思う気持ちもあって書き始めたブログやけど、
あたしは同じような血液の病気の方とブロ友になるのが怖い。

元気になれるよ、
大丈夫!って、
言ってあげることが、
あたしにはできない。

もしも最悪なことが起きてしまったら、
自分の心のバランスを保てる自信がない。

あたしは自分の病名がわかったとき、
あまりにもしんどくて、
ネットで調べることもできなかった。


スイート病の辛さから逃れたくて、
早く血液内科での移植をして欲しかった。

治療の辛さも、
移植のリスクも、
主治医の説明が情報の全てで、
楽観主義のあたしには、
いい部分しか耳に入ってなかった。

それが良かったと今は思う。

選択肢も、
考える余裕もなかった。


安心するために情報を得ようとするのに、
不安が増すなんて、
この病気の恐ろしさを象徴してる。

でも、
情報が増えて、
再発を恐れてた時期は過ぎた。

あたしの元々の楽観主義が勝ったみたい。

楽観主義は強い。

鈍感力と楽観主義で無敵になれるはず。

ただ、
人の死には鈍感になれない。

この世で早く修行を終えた彼ら。

次は元気な身体で生まれかわっていつまでも家族と過ごせる人生を送って欲しいと心から思う。